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『現代漢語常用字表』制定の経緯

1950年6月、中央人民政府教育部社会教育司は「常用字表」の作成を開始した。『常用漢字登記表』に収録した1017字について中国科学院語言研究所、北京師範大学中国大辞典編纂処および魏建功氏、王文新氏ら専門家に意見を求め、9種類の刊行物の文章を材料にして常用字の常用性検証を行った。9種類の刊行物とは以下の通りである。

  1. 『中華人民共和国婚姻法』
  2. 『毛沢東号』
  3. 『痛悼弼時』
  4. 『為争取国家財政経済状況的基本好転而闘争』
  5. 『赶快予防大脳炎』
  6. 『伝家宝』
  7. 『談談原子和原子弾』
  8. 新聞報道9編
  9. 応用文22編

1951年、さらに『常用漢字登記表』と、中南軍区政治部が1950年12月に作成した『三千常用字表』、林天鈞氏が1951年に作成した『福建農民報常用字表』などの資料を照合し、修正を加え、一等常用字1010字、次等常用字490字、合わせて1500字を選定した。同修正表は1951年11月29日に中国文字改革研究委員会籌備会全体会議で原則通過した。その後、さらに常用字500字を補充選定し、前のものと合わせて計2000字となった。1952年6月5日、中央人民政府教育部が『常用字表』を正式公布した。

『常用字表説明』は次のように指摘する。「選定した常用字は学習する文字の数を制限するものではなく、また人々の日常生活の中の各種の字彙の必要を満たすためのものでもなく、さまざまな一般的書籍・新聞で広く用いられている一部分の字を抽出して、まずこれを学習するためのもので、初等学習において用途の少ない字を記憶するために最も有用な字が見過ごされてしまうことを避けるためである。初級教材または大衆読物の編集において、これら常用字を基礎とし、それに異なる職業、異なる地域または異なる運用範囲で特に必要な字を補足することによって、比較的理に適い、また読者の困難も必ず軽減できるのである。ただし、常用字は不変のものではなく、時と場合によって変化する。本表の利用者は、これをただ参考とし、柔軟に運用してほしい。これに拘泥する必要はない」。

語文(国語)教育、辞書の編纂および漢字情報処理などの需要に適応するため、1988年1月26日、国家語言文字工作委員会、国家教育委員会は「『現代漢語常用字表』公布に関する共同通達」を出した。『現代漢語常用字表』は「常用字(2500字)」と「次常用字(1000字)」に分かれている。


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