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辞書マニア蔵書録

私は辞書を集めるのが趣味です。よく「辞書はツールである」みたいなことを言う人がいます。確かに中国語では辞典類のことを『工具書』と言います。が、私にとって辞書は、勉強や仕事を助けてくれる道具以上に、一冊一冊個性を持った、まるで生き物のような存在です。本屋で、個性をむき出したり、オシャレに着飾ったり、地味に目立たないように並んだりしている辞書たちを見ると、買わなければいけない、これが私に与えられえた使命だと思ってしまうのは間違っているのでしょうか?そんなこんなで増えた蔵書たちを、みなさんにご紹介します。(注)中国語辞典が多いです。

- もくじ -

中⇔日辞典 | 中⇔英辞典 | 中中辞典 | 国語辞典

中⇔日辞典
講談社中日辞典
(講談社/7,350円)
日本で出版されている中国語辞典の中で一番のお気に入りです。附録にはIT用語辞典も入っていて、1998年に買ってから現在まで最も役に立っている1冊です。
小学館日中辞典
(小学館/7,350円)
私が持っているのは初版。学生時代に買って、いろいろな仕事でも大変お世話になりました。未だにこれ以上使いやすい日中辞典には出会っていません。
中日大辞典
(愛知大学/9,030円)
大学時代、お金がないのにほとんど無理矢理教授に買わされたいわく付きの1冊。分厚くてかばんにも入りきらず、重たくて毎日通学時にとても邪魔になりました。おまけに載っている日本語は、「こんなの本当に日本語?」という日本語ばかりで、その通り授業で訳した日には、「君の日本語は日本語ではない」と買わせた張本人の教授から言われる始末。でも中国語学習者は必ずと言って良いほど、誰もが持っている1冊。
中国語図解辞典
(大修館書店/6,800円(当時))
分野別、挿絵付の中日辞書。ピンイン、筆画、五十音索引も付いていて非常に便利。
デイリーコンサイス中日事典
(外語教学与研究出版社・三省堂/21.90元)
日本でも出版されているこの辞書。見かけによらず語彙はそろっています。仕事場にどうぞ。
現代漢日辞海(上下)
(北京大学出版社/680.00元)
これさえあれば他のどんな辞書も要らないくらいの語彙量。上下巻分かれてはいるものの、ピンイン引きだからそんなに苦にはならない。難を言えば結構重たいことです。
精選日漢・漢日詞典
(商務印書館・東方書店/26.00元)
最もポピュラーなポケット辞書。収録語も豊富で、繁体字も註されているのがうれしい。ちなみに日本では日本版が東方書店から販売されています。私は1997年頃買ったのでこのお値段でした。
簡明漢日詞典
(商務印書館/29.10元)
手持ちで中日辞典が無かった時に、商務印書館ならと思って買ったのがこの辞書。思ったほど語彙数もなく、あまり使いみちのなかった辞書。ただ初級者にはおすすめです。日本でも日本版が買えます。
新漢日詞典
(商務印書館・日本小学館/37.50元)
当時結構お気に入りの辞書でした。この辞書、日本では小学館から出ている青い中日辞典と同じところから原稿が出ているらしく、しかも単語量が多いです。ただA4版サイズなので持ち運びは不便。
漢日新詞詞典
(遼寧人民出版社/20.00元)
数ある新語辞典の中で、比較的まじめに編集されたものではないでしょうか。1949年新中国成立以降に発生した新語を集めているそうです。また香港、台湾などでしか使われない単語も載っています。
現代日漢大詞典
(商務印書館・小学館/131.00元)
日本で最もポピュラーな小学館の日中辞典の中国版。語彙数は日本版より遥かに多い。ただ、日本人読者には、漢字にピンインがふられていないことが使いにくいかも知れません。1996年に買ってこのお値段。現在は確実に値上がりしているはずです。
日語外来語大詞典
(機械工業出版社/95.00元)
日本語のカタカナ語ばかり集めた日中辞典。かなりの語彙量です。日本に持ち帰ったのですが、落丁があったので、どこで買ったか憶えていませんでしたが、旅行で北京に行った際に外文書店でレシートも無しに新しいのと交換してもらいました。あの店員、良い人でした。
日語成語諺語小辞典
(大連理工大学出版社/10.00元)
日本語のことわざを集めた日中辞典。10元のわりにはたくさん載っているので買いました。
漢英日国際商務詞典
(世界図書出版公司/26.00元)
経済用語なんかを引きたい時に役に立ちます。英語まで載っているのがにくい。持ってれば時々使いみちもあるものです。
実用日漢科技詞典
(商務印書館/7.95元)
科技(科学技術)ということで、そんなに詳細な単語は載っていませんが、以前に製造工場などで通訳をした時は、思ったより役に立ったことを記憶しています。
中日分類詞典
(外文出版社/3,370円)
分野ごとに単語を引くという辞書。新しい単語や、細かい違いなど載っていないので、あまり実用的ではない。日本で買ったのでこんなに高かったです。
牛津−杜登 日語漢語図文対照詞典
(商務印書館、牛津大学出版社/78.00元)
分野ごとに挿絵付きで日中対訳を引くことが可能。特に中国色のある事柄が充実していて、役に立ちます。牛津とはオックスフォードのこと。このシリーズには英語やフランス語など各語がそろっています。
現代中国語辞典
(光生館/6,000円)
生まれて初めて買った中国語辞典。今でこそさまざまな中日辞典がありますが、当時(1989年)はこのレベルの辞書だとこれしかなかったように思います。大学1年生で買ったのですが、その後中日大辞典を主に使うようになり、この辞書はあまり使わなくなりました。今読み返してみると、最近雨後の筍のように出ている他書丸写しのような辞書とは一線を画する、研究者の努力が紙面ににじみ出たすばらしい辞書です。

中⇔英辞典
朗文・十万詞詞典
(外語教学与研究出版社/29.90元)
朗文とはLONGMANのこと。とにかく新しい語義が沢山載っていて便利です。特にIT関係の新しい語が充実しています。 >>この辞書の目次
精選英漢/漢英詞典
(商務印書館・牛津(オックスフォード)大学出版社/27.00元)
おそらく最も売れている英中・中英辞典ではないでしょうか?ポケットサイズで表紙の色というデザインといい、人気の要素はたくさんある。ちょっと度忘れした単語を引くにはこれで十分です。わたしは1〜2年前に買ったのでこのお値段でしたが、現在は語彙数も増え、分厚くなって35.00で売っています。
牛津高階英漢双解詞典(第四版)
(商務印書館・牛津大学出版社/88.00元)
オックスフォード英語辞典の中国語注釈付き版。英語と中国語の注釈がごちゃごちゃしていてちょっと見づらいのが難点。
漢英詞典
(外語教学与研究出版社/69.90元)
私の知る限り、中国で最も整った中英辞典。

中中辞典
中華字典
(中華書局/10.00元)
いわゆる字を引く中国の「字引」。残念なことに部首索引が付いていないので、ピンインが分からない字は総画数で引くしかない。でもそれで「五筆画」の練習にもなっている。みんな「新華字典」ばかり使っているのに反抗(?)して、1元安かったのも手伝って買いました。 >>この辞書の目次
中華詞典
(中華書局/14.00元)
中華字典の姉妹版的辞書。こちらは「詞典」なので単語が載っています。字書と辞書を兼ねたすぐれもの。なんといってもこの安さ。 >>この辞書の目次
新華字典
(商務印書館/11.00元)
中国で一番売れている辞書。小学生から老人まで、字を引くならこれと決まっている。うちのは98年の修訂版。 日本では中国語版日本語版が発売されている。>>この辞書の目次
新華大字典
(商務印書館/58.00元)
大きな典が欲しくて買いました。私が買ったのは縮印版で、正規版は全ページカラー印刷です。文字の起源や、草書、行書などの字体、そして字によってはその字の故事まで載っています。
応用漢語詞典
(商務印書館/53.00元)
2000年に出た現代漢語辞典。とにかく新しい言葉や新しい解釈が多く取り入れられていて中国語上級者にぴったりの辞書。 >>この辞書の目次
現代漢語詞典
(商務印書館/9.30元)
中国で最も有名な漢語辞典。うちにあるのは1978年修訂本の1988年版。その後1995年に全面改訂版が出ています。(確か55.00元、机上版は100元ぐらい)
現代漢語詞典/補編
(商務印書館/40.00元/24.00元)
左の辞書と同じですが、1996年頃買ったので増補本があります。増補本には1978年出版後、1989年までの間に発生した新語が載っています。
現代漢語詞典(修訂本)
(商務印書館/55.00元)
これが左の改訂版。1996年当時、「新語が沢山載ってる!」ってなわけで、迷わず買いました。現在はこれに更に増補されています。
現代漢語詞典(第5版)
(商務印書館/68.00元)
最新の第5版。部首もくじが表紙裏に配置されて使いやすくなっています。前版までの単語から2,000語余りを削除、新たに6,000語余りを追加して計約65,000語を収録しているそうです。
高級漢語詞典
(海南出版社/79.00元)
語彙数は1冊の辞書のなかでは持っている中で最高です。またそれぞれの単語に英語まで付いています。1996年に出た辞書なので、載っている単語も新しいです。ただ、本屋で全然見かけません。すでに絶版になったのか?
倒序現代漢語詞典
(商務印書館/52.40元)
単語の最後の字を親字(ピンイン順)から引くという辞書。特に二字単語で最初の字が思い出せないのを二字目で引くというのに適しています。1997年頃に買ったので、この値段でした。現代漢語詞典は何度も改訂されているのですが、こちらのほうはずっと1987年版がいまだに店頭にならんでいます。
新華詞典(修訂版)
(商務印書館/28.00元)
うちにあるのは1989年9月(1995年2月版)の改訂版。現在はもっと新しい版が出ています。この辞書の特徴は親字はピンイン順だが、単語は字画と字数順です。それはそれで引きやすいかも。載っている内容は中国の社会的事物や歴史的出来事、人名など、中国語の勉強用というよりは、中国の歴史・社会の勉強用に最適です。
新編現代漢語多功能詞典
(当代中国出版社/49.80元)
用例と類義語が載っており、とても便利です。とは言っても、そうそう頻繁には使いません。
古代漢語詞典
(商務印書館/99.00元)
『史記』を買ったので、それを読むために買いました。古語というのは、どこからどこまでが単語なのか分からないので、今のところ全然役に立っていません。
辞海(縮印本)
(上海辞書出版社/170.00元)
日本でいうなら『広辞苑』か。字引きというよりは百科事典といったほうがよいほど色んな事が載っている。現在は改訂版が出ている。
中華成語大辞典
(吉林文史出版社/29.00元)
収録成語数12000余りという成語を引くならこれで十分すぎるほどです。大きな机上版もありますが内容は同じはず。
中国俗語大辞典
(上海辞書出版社/36.50元)
留学生時代、教科書に出てくる俗語を調べるため、買いました。しかし、中国語による解説のため、なかなかそのおもしろみをつかむのが難しかったです。
漢語慣用語詞典
(現代出版社/16.50元)
留学していた時、学校内の本屋で買いました。ので、学生用辞典という趣きです。
現代漢語八百詞
(商務印書館/27.3元)
呂叔湘主編。確か大学の中国語の教授がこの辞書が良いという話をしていて、ずっと後になって買いました。中国語の基本語彙800語の意味、用法が詳しく解説されています。辞書というよりは参考書に近い辞書。日本でも中国語文法用例辞典―『現代漢語八百詞増訂本』日本語版として出版されています。
説文解字
(中華書局/16.00元)
後漢時代に編まれた初の部首別字典。自体が小篆字典であるため、本文の親字は小篆で書かれている。欄外には楷書も添えられており、付録には筆画索引も付いていて便利です。
節本 康煕字典
(商務印書館/60.00元)
本書は康煕字典4万6千字から3万8千字を除いた8千字が収められています。新品ですが、古書のような紙と装丁が用いられていて、一家に一冊あっても良いのではないでしょうか?ちなみに日本では標註訂正康煕字典というのが買えます。
簡明呉方言詞典
(上海辞書出版社/6.50元)
上海語にとても興味を持った時期があり、その当時買いました。「呉方言」とは南京を中心とした一大方言地域の方言を指すので、上海語に限らず載っています。国際表音記号で発音記号が書いてあり、本格的です。
北京土語辞典
(北京出版社/15.30元)
語とは、よそものには分かりにくい土地の言葉という意味。北京に住んでいると何気なく使っている「多余」(余計な)、「貼辺儿」(脇に寄る)なんかもこの辞書によると北京語なんだそうです。老舎の小説(『駱駝祥子』『四世同堂』など)を読むにはもってこいの辞書だと思います。
廣韻校本(上・下)
(中華書局/78.00元)
宋本と呼ばれる張氏重刊本。北京の商務印書館でたまたま目にして買いました。ちょうど「廣韻」を見てみたいと思っていた矢先、またもや勝手に使命感を感じました。

国語辞典
ハイブリッド新辞林
(三省堂編修所/6,615円)
中国に来る直前、国語辞典を買おうと思い立って買った辞書。語彙は結構多いです。当時画期的だと思ったのは、付属のCD-ROMで辞書引きができて、主な機関などはそのホームページに直接リンクできるところ。でも日本に置いて来たので、使ったことありません。
新明解国語辞典(三省堂)
(世界図書出版公司/62.00人民元)
日本の国語辞典の中国印刷版。日本の輸入本は高いのでこれにしました。紙質は良くなく、印刷もザツですが、中身は日本で売られているものとまったく変わりません。こういう出版物がどんどん増えてくれると有り難いのですが。
角川類語新辞典
(角川書店/5,100円)
日本語の表現力を膨らますのに良い辞書です。「自然」「人事」「文化」の大カテゴリーから、それぞれの細かいサブカテゴリー別に言葉を捜すことができます。五十音索引からも検索は可能です。「こういうことを簡潔かつ明快に表現したい」時に非常に役立つ辞書です。
現代国語表記辞典
(三省堂/2,000円)
日本語の正しい表記方法(用字、送り仮名など)を調べる辞書です。一般的なものから、「公用文」、「新聞」などの違いも調べられるので、さまざまな用途で使えます。
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