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博多弁辞典
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追い山「中洲流」

追い山「千代流」
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はじめに

大学進学で初めて、単身よその土地へさ行ってわかったとは、九州は日本の本州から見て相当辺境にあると思われとうごたあ、ってことたい。
悲しかったね。同じ国民にそげん思われとうとは。
場所は神戸ばってん、やれ「田舎から出てきた」だの、「福岡ってどこ?」だの、お前らも田舎もんのくせしてよう言うばい。
あん時からやね、ふるさとがこの上なく愛おしくなったとは。

ある時、新幹線で帰郷する時たい。バカやけん、切符ば新神戸駅のどっかで落としてさ。自分の席番はなぜかちゃんと憶えとったけん、車掌に言って何とか博多まで乗って来たとばってんが、博多駅では新神戸駅に電話ばして、拾得物で届けられとらんか確認がとれな改札は出されんって言われてさ。駅員室の前で待たされたとさ。
親切な人も居ったもんばい。新神戸駅の交番所にちゃんと届けられとったげな。
そん時、駅員さんがなつかしい博多の言葉で心から言ってくれたっちゃんね。「見つかってよかったね」って。
切符届けてくれた神戸の人、やさしい言葉をかけてくれた博多の駅員さん、涙の出ろうごたあったばい。

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